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臨済宗大本山 円覚寺

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2019.12.09
今日の言葉

師の命日

十二月九日は、師匠小池心叟しんそう老師のご命日です。

禅宗では、誰しも二人の師匠をもつことになっています。

一人は、僧侶となるために得度をしていただく師匠であり、

もう一人は僧堂でご指導いただく師匠であります。

私の場合、得度の師匠が小池心叟老師であります。

思えば、昭和五十八年、大学に入った年にお目にかかったのでした。

大学に入って、どこで坐禅をしたらいいのか、誰の指導を受けたらいいのか、全く分からない状態でしたので、

松原泰道先生にお伺いすると、即座に一言、

「坐禅をするなら、白山道場の小池心叟老師のところに行きなさい」と仰いました。

そうして、文京区白山にある白山道場を訪ね、小池心叟老師にお目にかかたのでした。

この出逢いが、私の一生を決めました。

大学在学中にお弟子にしていただいて、頭を剃ってもらったのでした。

初めて頭を剃っていただいた時、お風呂場で、

老師は日本カミソリで剃ってくれましたが、痛かったのを覚えています。

以来平成十八年の十二月九日にお亡くなりになるまで、二十三年間お世話になりました。

とりわけ老師の晩年に、私が龍雲院りょううんいんの兼務住職を務めるようになりましたので、往時を思い起こすと感慨深いものです。

秋月龍珉著『禅の人』に、心叟老師のことを、

「小柄な体つきだが、いかにも清潔で、対座していると、その高雅な眉毛の行くえが美しい」と表現されています。

大学を卒業して、修行道場に出かける日、まだ朝早かったと思いますが、

玄関を出て門の外までお見送りくださいました。

「いいか、耐え忍ぶのですよ、修行とは耐え忍ぶことですよ」と言って合掌して送り出していただきました。

そのお言葉とお姿は、私の修行時代を支えるものとなりました。

そんな我が師を想い、墓前に読経してまいります。

 

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