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臨済宗大本山 円覚寺

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2018.06.25

老師 コーネル大学生との問答⑤


 横田南嶺老師とコーネル大学生との問答の第5弾です。

学生: 授業の中で禅病のことを勉強しましたが、禅僧は、自分で自分の心や体の管理を

    やっていると聞いたのですが、セルフケア(自己管理)そのものは、どうやって

    なさっていますか?皆さん方僧侶は、我々よりもシンプルな生活をやっていると

    思いますが、そういったシンプルな生活の中でセルフケアに時間を費やすことは

    できるのでしょうか?また、老師ご自身は、セルフケアをなさいますか?

老師: なるほどね。確かにこの修行の暮らしでは、セルフケアの時間はあまりないと

    思います。しかし、修行というのは、いろいろな段階があり、例えば、若い

    修行僧が3~5年の短期間で集中して修行をしている時は、あまり、そういう

    時間はない。それは、その期間は、自我意識、自己を否定する時間だからです。

    しかし、そればかりでは、生きていけません。白隠禅師が良い例で、

    白隠さんは、最初の数年間の厳しい修行で身体と心を壊してしまった。

    昔は、白隠さんのように病気になってから、セルフケアをしたんです。

    今では、そこで、病気になる前に自己管理を学んだ方が良いと最近、

    私は思うようになりました。

    そこで、ヨガや気功やマインドフルネスなど様々なものを併用して

    学んで病気になる前に用心するようにしています。

    私自身の自己管理は、あまりできていないと思います。それでも、

    やはり、身体を大切にしなければならないと最近、実感しています。

    そろそろ、老化を感じる年だからです。そこで、朽ちていく、壊れていく

    身体でいかにして元気に坐禅を続けるかを研究しています。

    その一つは、力を省くこと。

    今までは、力を使って使ってやってきたけれど、それは、段々、疲れてしまいます。

    最低限の力で、坐禅や修行が出来るように研究をしている。その為に様々な

    身体技法、身体の使い方を勉強しています。

(平成30年6月17日 コーネル大学生との質疑応答より)

老師 コーネル大学生との問答⑤

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