僧堂 講了
円覚寺専門修行道場(僧堂)では、今日は、雪安居(10月~1月の修行期間)の
講了(講義の最終回)でした。
横田南嶺老師の講了の偈です。
10月から九旬、3か月、90日間の間、この制中(雪安居)をお互い
厳かに守って禅堂で坐ってきた。雪霜の苦と申しますが、雪や霜の寒さの
辛苦にも耐えて修行してきた。
臨済録のことを、別名滹沱(こだ)録とも言います。滹沱という言葉を使うのは
平仄の都合でありまして、これが「臨済」だと合わない。そういう時には
別の言葉を使います。臨済録を講了したということです。
臨済録の講義は、これで終わりますけれど、臨済の一喝だけは終わることがない。
なお、とどめおいて、お互い、商量(探究)をしてもらいたい。