同帰施餓鬼
今日は、午前中は、円覚寺・大方丈にて山門施餓鬼が、午後六時からは、
円覚寺門前にある同帰墓地にて同帰施餓鬼が厳かに行われました。
野外に施餓鬼棚(祭壇)を設けて、横田南嶺老師をはじめ、円覚寺僧堂の雲水さんが
お経を上げました。例年は、円覚寺山内の和尚様方も参列されますが、
台風の影響で雨との予報の為、今年は、老師と雲水さんのみの儀式と
なりました。
同帰墓地には、修行半ばで亡くなっていった修行僧のお墓があります。
昔は、高僧以外は円覚寺の境内にお墓を作ることが出来なかった為に
円覚寺の外に埋葬をされました。それが同帰墓地です。
毎年、この16日に、横田南嶺老師をはじめ現役の雲水さんがお経を唱え、
修行途中で亡くなった雲水さんの御弔いをします。
台風接近の影響で直前まで雨が降ったり止んだりしていましたが、
不思議と儀式中は、雨が止み、終わった途端にまた、降り出すという
天気でした。
行道(ぎょうどう)と言って、行列になって歩きながら、お経(観音経世尊偈)を唱えていきます。