管長 新刊本 書評3
円覚寺派管長 横田南嶺老師の新刊本についての
アマゾンでの書評を紹介致します。素晴らしい書評ですので、
皆様もご一読ください
{易しく、そして何より優しい本です。坂村真民の詩に長く親しんできた著者が、
著者自身の体験を踏まえつつ、その透徹した詩的世界について、
あるいは人が生きることの意味について、丁寧に述べています。
いつの時代も同じなのかもしれませんが、世の中は、心ない粗雑な言葉に
溢れていて、そうした言葉によって、私たちは、知らない間に、
魂の深いところで傷ついているのだと思います。本書のような、
真心のある言葉に触れると、その傷がすっと癒えてくるような
感覚があります。
なかでも、がんを宣告された、当時まだ30代だった女性と、著者との間での、
手紙での交流に胸打たれました。
自分も、つい先日、一人の先輩をがんで失いました。40代でした。
まだまだ生きてやるべき仕事のあったそのひとの魂は、
いったいどうなってしまうのだろうと考えていました。
本書によって、自分なりの結論を得ることができました。
それぞれの章の最後に、要約が記されています。
それらを眺めるだけでも、力が与えられると思います。}