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臨済宗大本山 円覚寺

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2015.11.07

一日一語 ㉘ ~住職研修会編~

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 「残されたもののつとめは、明るく生きることです。」

これは震災で親族をなくされた方にお伝えしたことです。

悲しみに寄り添うとか、悲しみを聴いてあげるとかということも

大事ですが、もう一つお坊さんの大事なことは、「こういうことだ!」と

強く言ってあげることであります。

 親しい人を亡くされて、どうしたらいいかわからない人に

「残されたもののつとめは、明るく生きていくことですよ」と強く

言ってあげる。

 坂村真民先生に「鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ」とあります。

真民先生は、晩年には「断定」ということを言われました。

理屈ではないんです。どうして飛ばねばばらないのか?どうして生きねば

ならないのか?と理屈を言っていたところで解決はつきません。

 私たち禅宗の本領は、理屈抜きで「こうなんだ!」「生き残ったものは

明るく生きるんだ!」と肚に力を入れて強く言い切ることであります。

それが大きな力となるのです。単にいっしょに悲しむのだけではなく

「残されたものは、明るく生きるだ!」と言ってあげる。

 真民先生には、「一寸さきは闇という人にはいつも闇がくっついて歩き、

一寸さきは光だという人には必ず光が射してくるのである。これは理屈ではない

信念信仰なのである。」という言葉があります。

これは、真民先生の断定の祈りです。

どうして光が来るのかと理屈を言っていては話になりません。

 私たち禅宗の本領は、理論・理屈を裁断することです。「明るく生きるんだ!」

「明日は光だ!」「そう信じて生きていこう!」そういう力を目覚めさせて

いくのが禅の大事なところであります。

{平成27年11月5日 四派合同住職研修会 南嶺老師垂示より}

一日一語 ㉘ ~住職研修会編~

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