達磨忌
今日は、禅宗の初祖・達磨大師のご命日です。
円覚寺・仏殿では、午前10時から、横田南嶺管長をはじめ山内の和尚、雲水が
出席して達磨大師の遺徳を偲ぶ儀式が厳粛に行われました。
列拝・・・坐具と呼ばれる敷物を広げて、全員一斉に達磨大師に拝をします。
横田南嶺管長作成の達磨大師の遺徳を称える偈(漢詩)
(意訳)達磨大師ははるばる海を渡って3か年をかけて、印度の国からお見えになった。
そして梁の国と魏の国とで大いに活躍なされた。
もう西の印度に向けて、片方のくつを手にしてお帰りになってあとかたもない
ただ広い天下を清風が吹き渡っているばかりだ
疏(しょ)という、達磨大師の遺徳を称える回向文を維那(いのう)という
役にあたる和尚さんが円覚寺に伝わる山節という独特の節回しで読んでいきます。
疏
儀式がすべて終了したあと、横田南嶺管長による参列者への挨拶がありました。
おかげさまで大勢の方々がご随喜くださいました。
円覚寺では、この達磨忌は700年前からずっと行われてきたなどお話されました。
最後に参列者による焼香があり無事に終了となりました。
皆さま、ご参加いただき誠に有り難うございました。