四ッ頭 習礼②
今日も夕方から、大方丈にて、横田南嶺管長をはじめ山内の和尚様方などが集まり、
開山忌での四ッ頭の習礼(作法の実践練習)が行われました。
一昨日から続いた習礼も今日で終わりとなり10月3日の本番に臨みます。
円覚寺僧堂の4人の雲水さんが供給(くきゅう)と言ってお膳などを給仕する
役目を務めています。
典座より人から人へと手渡しで運ばれてきたお膳を最終的に
座奉行と呼ばれる和尚さんが受け取り供給の雲水さんに渡します。
2人1組になり、お互いが左右対称の動きをしながら、配膳をしていきます。
座奉行の和尚さんによる通称「えさ拾い」(きちんと料理やお菓子が行き渡っているか点検する作業)
あらかじめ抹茶が入っている茶碗に浄瓶(じんびん)からお湯を注ぎます。
抹茶を点ててもらう和尚さんは、点てやすいように茶碗を上げてしっかりと
茶碗を押さえています。