icon_arrow-r_01 icon_tryangle icon_search icon_tell icon_download icon_new-window icon_mail icon_p icon_facebook icon_twitter icon_instagram icon__youtube

臨済宗大本山 円覚寺

臨済宗大本山 円覚寺

  • 円覚寺について
  • 拝観案内・アクセス
  • 境内案内
  • 年間行事・法要
  • 管長のページ 2025.06.18 更新
  • 法話会・坐禅会・
    写経会
  • 御朱印・御祈祷
  • 円覚寺売店
  • お知らせ
  • Q&A
  • リンク

© 2019 ENGAKUJI
ALL RIGHTS RESERVED.

お問い合わせ

2015.09.21

致知「十牛図提唱」

 blog-DSC03118
十牛図① 尋牛

 この十牛図は、南嶺老師が雲水時代に書写されたものに

昨日、南嶺老師が左端にある絵を描き足したものです。
blog-DSC03117
十牛図② 見跡

今日は、居士林に於きまして、致知出版社の若手社員とその若手読者の会(若獅子の会)

21名が参加され、横田南嶺老師の「十牛図提唱」の録音と撮影が行われました。

 南嶺老師による「十牛図提唱」は、数回に分けて録音されたのちに

致知出版社から販売される予定です。

南嶺老師が提唱されたことをまとめてみました。

 「祖禰(そねい)了ぜずんば、殃(わざわい)児孫に及ぶ」という言葉が

あります。通常は、祖先の祀りごとをきちんとしておかないとそのわざわいは

子や孫の代にまで及ぶぞという意味ですが、しかし、これは今日で言うような

何とか商法のように脅し文句で使っているわけではありません。

 あくまで、たとえで言っているのであって、禅的には、今、私たちが本当に

正しい教えに目覚めなければ、自分はもちろん、子や孫の代にまで苦しみを

及ぼすということを言っています。

 今の時代もまさしくそうです。今、私たちが正しい判断、正しい生き方を

選んでおかなければ、苦しむのは、私たち世代だけでなく、子や孫の代に

及ぶまで苦しい思いをするのです。

 物質的な世界にとらわれ、争いの世界にばかり執着して生きていると

自分ばかりが苦しむのではなく、子供や孫までが苦しむようになる。

 正しいものの見方をして正しい生き方をして正しい判断を下して

いかなければ、そのわざわいは子や孫に及ぶ。だから私たちの修行は

決して自分一人のことではない、次の世代にまでおよぶ大事なこと

なのです。

(後記)

 参加者は、1時半に及ぶ提唱の後、南嶺老師ご説明のもと国宝・舎利殿を拝観し、

最後に南嶺老師との懇談会をして解散となりました。

致知「十牛図提唱」

前の記事
次の記事

カテゴリー

臨済宗大本山 円覚寺

〒247-0062 鎌倉市山ノ内409  
TEL:0467-22-0478

  • 円覚寺について
  • 拝観案内・アクセス
  • 境内案内
  • 年間行事・法要
  • 管長のページ
    • 管長侍者日記
    • ビデオ法話
    • 回覧板 (おしらせ)
  • 法話会・坐禅会・写経会
  • 御朱印・御祈祷
  • お知らせ
  • リンク
  • 円覚寺売店
  • Q&A
  • お問い合わせ