覚園寺の黒地蔵
今日、横田南嶺老師は、午前6時に鎌倉市二階堂にある覚園寺を訪問されました。
覚園寺では、毎年8月10日に、午前零時より正午頃まで「黒地蔵縁日」が
行われ、鎌倉近郊に住む人には、知る人ぞ知る、深い信仰の場となっています。
地蔵堂の本尊「地蔵菩薩立像」は、別名「黒地蔵」と呼ばれ、地獄の罪人の
苦しみを少しでも和らげようと鬼(獄卒)に代わって火を炊いたため
「黒くすすけている」という伝説があるそうです。
横田南嶺老師は地蔵堂、薬師堂など3か所にわたり、お施餓鬼のお経などを
諷経して回りました。
最後は、覚園寺のご住職様やそのご子息である和尚様に、江戸時代の古民家
を移築した建物にて、朝粥をご馳走になり、そして、覚園寺開山さんの墓所にまで
ご案内いただき、南嶺老師もご満悦のご様子でした。