今日は、円覚寺を中興した大用国師のご命日です。
今日は、江戸時代後期、衰退しつつあった円覚寺を再興し、今に至る
禅道修行の基礎を築いた大用国師・誠拙周樗禅師のご命日です。
円覚寺専門修行道場(僧堂)・宿龍殿にて、横田南嶺老師をはじめ、雲水さん、
山内の和尚様方が参列し、遺徳を偲ぶ法要が厳粛に執り行われました。
楞厳呪を諷誦。
終わって、歴代師家のお墓がある蒼龍窟前で塔参諷経。
誠拙禅師書写の掛け軸
上方の言葉は『孔子家語』より
「紫蘭の深林に生ずるや、人なきを以って芳しからずんばあらず。
君子は道を修めて徳を立て窮困の為に節を改めず」
紫蘭は人のいない谷間にあっても、芳しい香りを保っている。
君子は逆境に処してもなお節を高く持するの意。
なお、平成31年には大用国師200年遠諱が開催されます。
皆様、どうかお知りおきくださいますように。