開講
円覚寺専門修行道場(僧堂)では、今朝から入制大攝心(1週間の集中坐禅修行期間)に
入りました。今日は、開講(禅の語録の講義の初回)で、在籍中の27名の雲水(修行僧)はもちろん
山内の和尚さん方も出席して提唱を拝聴しました。
最初に、僧堂師家(指導僧)である横田南嶺老師が拄杖(つえ)を持ちながら
開講の偈(漢詩)をお唱えになりました。
<意訳>
こうして27名の雲水が仏道修行の為に頭(こうべ)を集めて
雨安居(一定期間遊行の出ないで一カ所で修行すること)の結制を迎えた。
禁足安居、門を固く閉ざして90~100日の禁足(外出をしない)をして
厳しくおごそかに修行をしていく。
来年が私たち宗門の祖・臨済禅師がご遷化されて1150年になる。
私たちも、こだ録(臨済禅師の語録)がどういうものか拝読し、
修行をして祖師の大いなるご恩に報いて参りましょう。