成道会
今日は円覚寺仏殿に於きまして成道会(お釈迦様がお悟りを開いた日を記念して行われる法要)の儀式が
行われました。仏殿本尊の宝冠釈迦如来像の前には、お悟りを開いて雪山を下られた姿を描いた
「出山釈迦像」が掲げられました。
円覚寺派管長 横田南嶺老師をはじめ
宗務総長さんや山内和尚様方、臘八大攝心を終えて凛々しい顔をたたえた雲水さんなどが
出席し儀式が進められました。
横田管長が成道会の偈(漢詩)を力強い声で唱えられました。
<意訳>
お釈迦様は6年の間ひたすら、いばらの中で坐られた。その間には蘆の芽が膝を穿って
出るほどであったが、それでもひたすら真理を求めて苦しみ尋ねられた。
今朝は成道会であるが、何も特別に変わった事もない。空を仰げば一点の明星は、
お釈迦様の時代も今も変わることなく輝いている。
列拝(れっぱい)
最後に「楞厳呪(りょうごんしゅう}というお経を列を成し歩きながら奉読していきました。