管長 ご推薦本
本日、横田南嶺管長は、先日、玄侑宗久師に円覚寺・夏期講座に講師として来ていただいた
お礼をかねて、玄侑師が住職をしている福島県三春の福聚寺に訪れました。
管長は、玄侑師と親しく話し合い、昨日届いたばかりという新刊本『「いのち」のままに』
をいただきました。
管長は帰りの新幹線の中で読み終え、たいへん良い本であると推薦をしております。
管長云く「従来、私たち臨済宗は初心者には数息観を教えその後一気に公案修行に進みます。
しかし、すべての人が公案に参じることができないのが現状です。
そこで、この本では、玄侑師が多年、一般の人々に坐禅会を開いて指導してきた
経験から独自の瞑想法を説かれています。
従来、わが禅宗ではあまり瞑想法は説かれてこなかったけれど、白隠禅師は
内観の法、軟穌の法などを薦めています。
玄侑師が説くような良き瞑想法を取り入れて「天地同根 万物一如」という
境涯を味合う良きよすがとなるはずです。」と。管長、ご推薦の一冊です。
徳間書店より7月31日に発行です。お値段は、1,300円です。
玄侑師揮毫。
さて、円覚寺山内・黄梅院では、明日、住職である横田南嶺老師と檀家さんらが
お盆に向けて、恒例の山刈りを行います。山刈りとは、山の斜面の草刈りです。
黄梅院は山に囲まれていますので一年に一度、お盆の前に手入れをするのです。
暑い日が続いていますので、全員無事に山刈りを終えることを祈るばかりです。
(後記)
明後日27日は、日曜説教会に代わり日曜坐禅会(8時~ 於 大方丈)が行われます。
8:30から横田南嶺老師による「伝心法要」という禅の語録の提唱があります。
どなたでもご参加することができますので、ぜひ、ご来山くださいますように。
「来てね!」