熊野新聞 本紹介
3月27日(木)
3月19日付けの熊野新聞10面に横田南嶺老師の著書「祈りの延命十句観音経」が
紹介をされました。以下記事全文です。
「祈りの延命十句観音経」 横田南嶺老師が本出版
新宮市出身の臨済宗円覚寺派管長、横田南嶺老師の著書「祈りの延命十句観音経」が
このほど春秋社から出版された。税別1000円。203ページ。
東日本大震災と紀伊半島大水害で「自分自身の一部分を奪われたような衝撃を受けた」と
横田老師。その頃から犠牲者の追悼と復興を祈り「延命十句観音経」を色紙に書き、被災者らに
配っている。これまで出版を断っていたが、「このお経を広めるお役に立てるのなら」と
今回は引き受けたという。
「観世音/南無仏/与仏有因/与仏有縁/仏法僧縁/常楽我清/朝念観世音/暮念観世音/
念念従心起/念念不離心」
10句42字に込められた観音さまの心や誓いの言葉を丁寧に分かりやすく解説しているほか
これまでの人生で出会ってきた数々の先輩からの教えを書いている。昨年ふるさと新宮で
行った講演「生きねばならぬ」も掲載している。
「このたびの震災を機に、あらためて一心に祈る、心をこめて祈ることの大切さを
教わりました。と話す老師。「祈ることは『めげずに生きるぞ』と宣言すること。祈る
ことは決して無意味ではありません。まず、祈る人の心が変わってきます。」(瀬谷 亘)
(後記)
「祈りの延命十句観音経」ですが、大好評につき増刷も決まりました。
一人でも多くの方がこの本を手にとって読んでいただけたら何よりの
幸いです。