明けましておめでとうございます。
1月1日(水)
<管長猊下 揮毫布巾>
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
さて、大晦日から元日にかけての円覚寺の行事をまとめてみました。
31日 午後11:50 管長猊下による除夜の鐘(国宝・洪鐘)のつき始め。
弁天堂にて諷経。
同時刻 僧堂(専門修行道場)にて除夜の鐘。こちらは雲水さんが鐘の四隅にいて
お経を唱えている中、4人一組でうっていきます。今年はマスコミで紹介されたせいか、
400人を優に越える数の人が鐘をつきに参られました。
元日 午前2:30 僧堂では新年の儀式の始まり。
まず、僧堂師家(指導者)でもある管長猊下が拄杖(つえ)を持ちながら
歳旦(新年)の偈(漢詩)を唱えました。
賀扇参拝(がせんさんぱい)。床の間には達磨大師の祖像をかかげその前に鏡餅
などを備え、賀扇(赤い扇)を献じて参拝をします。
そして茶礼。梅湯と蓬莱(みかん、干菓子、栗、昆布、・・・などが盛られている)
をいただきます。
午前3:00 朝課(朝の誦経)。今年は初めて管長猊下の取り計らいで
建物の外で見学をしていた一般の方々にもあがってもらって朝課に参加して
いただきました。
午前5:00 仏殿にて本山行事の祝聖。太鼓と鈸の音の中で無言行導(普通は
お経を唱えながら歩きますが、この時は無言で行導をします。)
管長猊下による歳旦の偈。
午前5:20 舎利殿の移動して諷経。
舎利殿の後ろに位置する開山堂にて大般若転読。
午前6:00 大方丈に移動して。大般若転読。
(後記)
明日、2日は午前6時 大般若転読「舎利殿」→大般若転読「方丈」
明後日、3日は午前5時 大般若転読「舎利殿」→開基廟回向「仏日庵」
→大般若転読「方丈」
の予定となっております。どなたでも儀式を見学することができますので
ぜひ、ご来山くださいますように。