写経会 始めました。
6月9日(日)
今日の日曜説教会後から、円覚寺主催の誰でも参加することが出来る
写経会が初めて開催されました。合計36名の方にご参加いただきました。
雲水さんによって、墨のすり方から始まって書写の仕方など一連の詳しい説明
を受けてから書き始めました。
参加された方から次のような感想のコメントをいただきました。
「般若心経でなく延命十句観音経にされたことで、写経に慣れていない、そもそも毛筆に馴染んでいない者にとり
ましても試み易いものになっていると、何度も感じながら写しておりました。般若心経に比べ時間もそれほどかか
りませんし、また字数が少ない分、字も大きめなので、とても書き易かったです。
管長様の字は写させて戴いていて、失礼な物言いでないとよいのですが、とても気持ちがよかったです。
管長様の字には生きた勢いがあって、写させて戴きながら、毛筆で字を書く喜びとはこういうことかと思う瞬間が
何度もありました。ありがとうございました。
墨や硯だけでなく、筆も良いものなのでしょうか、とても書き易かったです。以前若い人がよく訪れるという宿
坊で写経をしたとき墨汁と使い古したようなばさばさの筆を出されてがっかりしたことをふと思い出しましたが、
今回良い品を使わせて戴き、丁寧に日々を営まれている円覚寺の生活の一端に触れさせて頂いたようにも感じられ
て、とても有り難く思いました。
写経後にあるお寺に伺ったところ、説教会には出て写経は見送った方たちが興味を示されて、いろいろ訊かれた
のですが、皆さんもっと時間がかかって大変そうだと思われていたようでした。写経の案内の張り紙の下にお手本
を掲示するなどされると、これくらいの字数・字の大きさならやってみたいと思われる方は結構多いのではないで
しょうか。」
ちなみにこれが管長様が浄写された写経のお手本です。
般若心経ほど長くはないので参加された皆様は30分から1時間くらいで
写経することができたようです。
次は第4日曜日(6月23日)の日曜説教会後10時から12時に開催する予定です。
皆様、ご参加をお待ちしております。