追悼・復興祈願祭
3月11日(月)
今日は、カトリック雪ノ下教会大聖堂での、神道・仏教・キリスト教
3者合同の追悼・復興祈願祭に出席して参りました。
この行事は、鎌倉の宗教者が宗旨・宗派を超えて集結し、
合同祈願祭を行うもので、一昨年は鶴岡八幡宮、去年は建長寺
今年は雪ノ下教会が会場となりました。
十字架の前に「東日本大震災殉難物故者各各霊位」と書かれた
お位牌が置かれています。
午前10時から各宗教・諸宗派による「祈りのリレー」(各30分)
が始まりました。
まずは、清泉小学校児童による賛美歌。
真言宗のお坊さんによる読経。
神道による雅楽奉奏。
建長寺さんのご詠歌奉詠。
そして、われわれ円覚寺の和尚さんと雲水さんによる読経。
14時半から式典が始まりました。はじめにキリスト教諸宗派による祈りが
行われたあと、14時46分に1分間の黙祷。その後、カトリック教会による
追悼の祈り、日本基督教団による復興の祈り。そして、鶴岡八幡宮による
神道清め祓いと続き、最後にわれわれ、仏教会の出番となりました。
仏教会では、まず、管長様が漢詩をお唱えになりました。
この漢詩は、管長様が一般の人が聞いても分かるように
工夫して作ったそうです。(ちなみに分かりやすい漢詩で
平仄を合っているというのは、大変難しいことです。)
「震災 原発 大津波
忽ち二年 歳月 過ぐ
神仏 頭を聚(あつ)めて 至心にいのる
復興の歓喜 山河に満ちんことを」
そして、観音経世尊偈を奉誦。
(管長様の白い袈裟に蓮の花が描かれていますね。)
最後に献花をして退堂となりました。
被災地の皆様が、少しでも悲しみが癒え、再び、明るい笑顔が戻りますよう
に切にお祈り申し上げます。有り難うございました。
(後記)
式中の写真は、kさん(如意庵の植木屋さん)に撮影していただきました。
有り難うございました。
今朝の暁天坐禅会は17名の方が参加をされました。
皆様、有り難うございました。