掛搭予定者研修会
2月25日(月)
今日は、本山での掛搭予定者研修会のお手伝いに行って参りました。
この研修会は、今春、円覚寺専門修行道場(僧堂)で新たに
修行僧となりたい人達を対象とした講習会です。(言わば、
「入学ガイダンス」ようなものでしょうか。)
最初に教学部長さんからご挨拶をいただき、まずは、
みんなでお経を読誦。
この会は、管長様の発案で、新たに雲水さんとなる人に僧堂に
来る前に少しでも基本的な作法を身につけてもらいたいという目的で
今年初めて開かれました。
管長様には、1時間超のご垂示をいただきました。
どういう心構えで僧堂生活を過ごしたら良いのかなど
切々にお説きくださいました。
雲水さんの懇切丁寧な指導のもと食事作法の実習。
脚絆(きゃはん)のつけ方の実習。
わらじのつけ方の実習。
僧堂に場所を移動して、庭詰(にわづめ)の実習。
教学部長さんを先頭に雁行(がんこう)して本山に戻る。
教学部長さんや現役雲水さんによる参加者との質疑応答。
最後に総長さんからお言葉いただいて、お経を読誦して終了となりました。
管長様がご垂示の中で、僧堂に於ける様々な不条理や悪習が、少しでも
少なくなるように対処をしていくと強く決意を語られました。そして、そういう
決意で臨んでも、不条理はどうしても残ってしまいますから、それと同時に
不条理に耐える力を身につけて欲しい。そして、その苦しみを耐え忍んだ経験が、
他人の苦しみを察することのできる人になる糧となると言うようなことを
仰せになりました。