翡翠(カワセミ)
10月8日(月)
円覚寺山内の妙香池には、時々カワセミ(翡翠・川蝉)が飛んでいる
姿を見かけます。虎頭岩の上から獲物をねらっている姿です。
カワセミと言ってもミンミン鳴く蝉(せみ)とは関係なく、
青土を表す「ソ二」という言葉が「ソビ」→「セミ」と転じて
「セミ」になったとのことです。
両翼の間からのぞく背中の水色が鮮やかで美しいですね!
その色の美しさに思わず、見とれてしまいます。
この美しい外見から「渓流の宝石」とも呼ばれています。
シャボン玉が光の具合によって様々な色に見えるように
カワセミも本来は青くはなく光によって青く見えたり
緑にも見えるとのこと。宝石の「翡翠(ヒスイ)}は
この鳥の羽の色に由来して名付けられたそうです。
日本のカワセミは河川の護岸が進むと巣の出来る場所を
失い20世紀に著しく減少したそうです。こういう動植物と
共生できる環境を少しでも後世に伝えていきたいものです。