講了
7月11日(水)制末大攝心・最終日
今日は講了と言いまして、4月から7月まで毎月1週間ずつ
大攝心(集中的に坐禅をし、毎日提唱を拝聴)をしてきましたが、
これで講義の終了、一つの区切りとなります。次は、10月からはじまります。
終わりにあたって管長様が偈(宗旨を含む漢詩)をお唱えになりました。
「一夏 喃喃として 百非を論じ
却って知る 罪過天にみつることを
今朝 巻を収めて 下堂し去る
閑かに看(み)る 白雲の洞裏に帰るを」
恐れながら、意訳してみました。
「みんなに仏心に気づいてもらいたいが為に
4月から今日までいろいろと提唱をしてきたが、
やれやれ余計なことをしゃべって、かえって
罪作りなことをしてしまったわい。
今、講本を閉じて、宿龍殿(講義場)をあとにする。
ゆったりとしてながめる、白い雲が大空を流れていくのを。」
<宿龍殿>