成道会
12月15日(木)
今朝は、午前6時から成道会でした。成道会というのは、
お釈迦様がお悟りを開きになった日です。本来は12月8日ですが
円覚寺では臘八明けの15日に行います。
管長様が臘八の勢いそのままに地も張り裂けんばかりの
お声でお唱えになった偈です。
「蘆芽(あしめ)膝を透り 鵲(かささぎ)肩に巣くう
氷雪堆中 志気堅し
明星を一見して 活眼を開き
山河大地 仏光鮮やかなり」
恐れながら、意訳してみました。
「お釈迦様が6年に及ぶ難行苦行の中で、ずっと動かずに坐禅しているから
組んでいる足の間から蘆の芽がニョキニョキと生えてきてカササギが
肩に巣を作ってしまったという。
氷雪のような寒さの中でも志は決して折れることはない。
明けの明星を見てお悟りを開いてみれば
まわりのあるものみんなキラキラと輝いているよ。」
佛殿の宝冠釈迦如来像の前に「出山釈迦像」を掲げて儀式を行います。
お釈迦様がお悟りを開かれて、修行していた山から下りてきたお姿です。
(後記)
おかげさまで臘八大攝心、成道会と無事に終えることができました。
有り難うございました。