自分を信じて・・・
12月10日(土)臘八大攝心3日目
管長様が本日の僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
何においても忍の一字です。どんなことでも耐え忍ぶのがこの修行です。
足が痛かろうが、何をしかられ怒られ怒鳴られようが、眠たかろうが耐えて
耐えて耐え抜いていくのであります。
それには腰骨をグッとたて、呼吸をととのえてそして気力を下腹・丹田に
満たしめる。
「大信根」とよくいいます。まず、最初に信じる力が大切であります。
こういう厳しい修行に対して「自分もやり通せる力があるんだ!」と
信じることです。とうてい無理と思ったらだめであります。自分も
必ずできるんだ!と信じることです。
人間には何十兆もの細胞があって総力をあげてがんばって
この命を保ってくださっています。あらゆる命あるものは生きようする
素晴らしい力を持っています。それは仏心・仏性といっても同じ事であります。
私達も例外なく誰もが仏様の命一つを生まれながらに持って生きています。
「やればできるんだ!」その力を生み出して掘り出していくのがこの
私達の坐禅であります。
眠い、足が痛い、しんどくて辛い状況の中で、そこをさらにもっともっと
深く深く掘り起こしていって、コンコンと気力が湧いてくる、そこまでやれば
できるんだと自分を信じてやっていただきたいと思います。