講了
7月13日(水)その2
先日の7月11日、制末大攝心の最終日は講了と言いまして、
簡単にいえば、雨安居(4月~7月)という集中修行期間の
いったんの区切りの日でした。提唱の最後に管長様がこの期間を
総括するような偈をお唱えになります。
「百日安居 法筵を開き
堂中 辱暑 只(ただ)修禪
烏籐(うとう)一卓 残巻を収め
清風を引き得て 脚を伸べて眠らん」
法筵・・・説教をするところ
辱暑・・・蒸し暑いこと
烏籐・・・提唱台(老師が坐って提唱をする椅子)の左後ろに
立てかけてある杖のこと。
一卓・・・管長様が偈を読む前にカチンと杖を八角型の板に
打ち付けます。
収残巻・・・これで、僧堂の講義は10月までいったん休みとなります。
10月からまた雪安居(10月~1月)が始まります。
恐れながら、意訳してみました。
「4月から提唱をし、雲水とともに禪堂に
坐ってきた。この攝心はそれにしても
蒸し暑かったわい。
カチンと杖をたたいて 講本をとじて
涼しい風の中で、やれやれ、脚を伸ばして眠ろうかい。」