僧堂攝心3日目
4月22日(金)
老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
坐禅の要領は、まず第一に腰骨をたてること。
おしりを後ろにつきだして、その上にぐっと腰骨をつきだすように
たてる。肩、胸の上体の力を抜いて、おへその下に力がおさまるようにし、
下腹部、おなかに力を入れる。
次に呼吸を見つめる。
1から10まで無心に自分の呼吸を数える「数息観」が基本。
全身の意識を呼吸に集中する。あごをひきつけて、奥歯をかみしめて、
目を一点に見据える。ただ、ぼやっと漫然としてるのではいけない。
明確に意識しながら、自分の呼吸の様子を冷静に観察する。
自分の考えや思いをひと摘むいでく。
あたかも外の景色を静かに眺めるがごとく
冷静に淡々と見つめること。
これが、小さな自分という者に対する思いこみやとらわれから
離れていく訓練の第一歩だ。