無門関37則
2月2日(水)
老師が淡青会坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
坂村真民さんの詩に
「木と草と人とどこが違うのだろうか?
一生懸命生きているのを見ると
時には木や草の方が偉いように思われる
木や草に学ぼう。」
というようなものがある。
我々人間も(もちろんこの自分も)、本来、
生い茂っている木や草、そこら辺であくびをしている猫と
同じく天地自然の中の一つのはたらきにすぎない。
これが自分だ!自分の方がもっとましだ!という執着・妄想を
離れて、天地自然と一枚になる、一つになる。
そこに本当の安らぎがある。
木や草や他のあらゆる命。
みんな同じ一枚平等の命。
同じように生きているかけがえのない存在。
みんな同じ平等の存在であるとしみじみ感じて
謙虚に生きよう!
(後記)
僧堂の宿龍殿の写真です。ここで攝心中提唱が行われます。
左の椅子に老師が坐を組んでお座りになり、お話をされます。
<お知らせ>
平成23年度春季学生坐禅会の日程が3月4日(金)から
6日(日)と決まりました。もう少ししたら、円覚寺本山の
ホームページで正式に公表される予定です。