提唱 5月摂心4日目
5月23日(日) 摂心4日目
老師が僧堂摂心で提唱されたことを私なりにまとめてみました。
あれこれ 理論や理屈で考えたって 理解できないものがほとんど
坐禅をすることは 頭に浮かんでくるものを 無の一字(只今の呼吸)で
否定して 否定して
捨てて 捨てて
消し去って 消し去って
頭を からっぽにすること。
ただ 丹田(おへその下)だけに力を入れ 奥歯をかみしめ
下っ腹を前に 押し出すように 一呼吸一呼吸する
そうすると おへその下だけに別の生き物がいる感覚になる。
そして ますます 頭は からっぽになる。
この工夫を 絶え間なく続けていく。
黒住宗忠さんの歌に
「有るものは 皆吹き払え 大空の
なきこそおのが すみかなりけれ」があります。
頭の中に浮かんでくるものを吹き払い
今までのちっぽけな自分は完全に否定すると
心は 晴れわたり 天地一杯をおおいつくす
本当の自己に気づく
そして そこから無限の慈悲心が自然と湧いてくる