3月6日(土)~8日(月)
平成22年春季学生摂心が行われた。
6日午後5時に集合。受付開始。皆さん緊張の面持ち。
男性36名、女性15名。ちなみに、この人数が居士林のキャパシティーの限界です。
7時過ぎ、老師の御垂示(有り難いお言葉)
「摂心」とは、心を攝(おさ)めること。
腰を立てて座ることなどを話された。
翌7日朝4時起床 朝課(読経) 坐禅(男性は、居士林。女性は、選仏場)
6時過ぎ 粥座(竈に薪をくべて作ったお粥を作法に則って頂く)
9時 老師の提唱
今回は、「菩薩願行文」のお話
ただ努力をするだけではなく、「智慧」が必要。
正しい方向に向かって、努力をするためには、
「智慧」を身につけなければならない。等話された。
終わって、齋座(お昼ご飯)・・・メニューは、ご飯と野菜たっぷりの味噌汁、たくあん
午後は、黄梅院にて、老師もおいでになり、延命十句観音経を読経する。
晩は、仏殿にて、坐禅。
8日(月)の老師の提唱 昨日に引き続き「菩薩願行文」
私なりに要約をしてみますと、
修行をして無心になると、慈悲の心に気付く。
慈悲の心が自然と湧いてくる。
死刑囚の歌人島秋人さんは、死という現実に直面することによって、
期せずして、慈悲の心に気付かれた。
その歌は、どれも慈愛に満ちたものだ。
絞首刑になる直前の最後の言葉も慈しみにあふれている。
そういう、慈悲の心に気付けるように我々も努力をしよう。
終わって、総茶礼(解散式のようなもの)・・・参加者の方一人一人、感想を述べていく。
老師が、最後のお話の中で、皆さんの座禅会に対する意見要望を遠慮せずに
言ってくださいと強調していました。