住職研修会
十二日は、住職研修会。四派合同の研修会で、
同じ臨済宗の建長寺派、方広寺派、
当番は持ち回りで、各本山が順番に担当します。
今年は、円覚寺の当番で、円覚寺で講師を選び、
講師は、浄土宗の井上広法師と、作家の五木寛之先生でした。
井上師は、栃木のお寺の副住職をされながら、
パワーポイントを使って、
あの「ぶっちゃけ寺」
五木先生は、なかなか私どもの本山などから、
このところ、私が五木先生と対談を繰り返してきて、
すると、なんと快くお引き受けくださったのでした。
横須賀線に乗って、先生はお一人でお越しくださいました。
一時間にわたって、「いまを生きる力」
姿勢よろしく、凜とした立ち姿も印象の残りました。
私も、いろんなお話を聞く機会がございますが、
あの『論語』の中に、孔子が「韶」
その感覚に近いような思いです。
講演の内容を紹介したいと思いながらも、
もし、何らかの言葉にしてしまうと、
研修会では、はじめに私が、「
今回は、つくづく一番はじめでよかったと思いました。
あとの井上先生のお話も素晴らしく、
そんな満たされた思いで、僧堂に戻ってくると、
ふと見上げる空には、見事な満月。しばし呆然として、
こんな感動があるからこそ、