ある和尚様と話をしていて
今月は法話が三つもあって
準備が大変だと仰いました。
それはご苦労ですねと
申し上げながら、
あとで、ところで私は今月
いくつの法話をするのだろうかと
カレンダーを確認すると
なんと十七も法話が入っていて
我ながら驚きました。
道理で、この頃、道を歩いていても
庭を箒で掃いていても
次の法話は何を、どう話をするか
考えているような気がしていました。
これを飽和(ほうわ)状態といいます。
写真は、今月最後の法話となるチラシであります。
同じ話は極力しないように努めていますので
題は「花は嘆かず、今を生きる」
真民先生の詩からとっています。
横田南嶺