今日の出来事
侍者のことば(養生ルネッサンス)
養生ルネッサンス講座に参加させていただきました。
あっという間の2時間の講義で
参加者の方々の熱心に学んでおられる姿に
管長も応えるかの様に力が入っていました。
マインドフルネスと巷で言われているものと
我々が携わっている禅との違い。
坐禅をし、己を調え、視座を高める。
その後、自分はどうするのか。
己のストレスから逃れるに留まらず
慈悲を養い、行動すること。
質疑応答の時間に
「管長は何故、その様に声が通るのでしょうか」
という問いがあり、
「丹田の力でしょう。」「後ろの人に声が通る様に話している。」
「技巧で話すのではなく、普段の心で。」
「日常が落ち着いているか。調えて過ごしているかが現れる。」
この様に答えておられました。
身をもって学んだ事、体得した物でなければ
人前で話す事はできない、と
管長はお話になっていました。
終わりに5分間の坐禅の時間がありました。
会場の後方で何か物が落ちた様な大きい音がしましたが、
止静が乱れる事はなく、咎める心はない。
清浄な空気で会場が一つになっている事を
皆が感じていたと思います。
21:00に講座が終わり、管長は翌日の法話の為に、
長野県塩尻市へ向かわれました。
侍者しるす