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臨済宗大本山 円覚寺

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2016.07.11

僧堂 講了

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 今日、円覚寺専門修行道場(僧堂)では、雨安居(4月20日~7月31日の修行期間)の

講了(最終講義)でした。雲水(修行僧)は、4月から7月まで、月に1週間、

攝心(坐禅集中修行期間)に精進してきました。今日で、雨安居の攝心は、

全員、無事に終了となります。
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 横田南嶺老師が今日の攝心で提唱されたことをまとめてみました。

 仰山和尚というお方は、よく予言をされました。仰山和尚は、臨済禅師が修行時分の頃に

「普化という和尚があなたのところに表れて、そして、あなたのことを補佐、助けてくれる」

と言われています。(その予言は、以後、その通りになりました。)

 この補佐をする、助けてくれるとはいったい何でありましょうか?

普化和尚は、臨済禅師をどのように助けたのか?助けるということは

どういうことでしょうか?

 普化和尚が、臨済禅師に経済的に支援をしていたということは、全く

ありません。また、普化和尚が臨済禅師のことをみんなの前でほめたたえて

宣伝したということも全くありません。

 それでは、補佐するとは、本当に助けるということは、いったい、何で

ありましょうか?

 それは、普化和尚の補佐というのは、臨済禅師の心境を一番わかっていた

ということに他なりません。自分のことをわかってくれる人がいる。

これほど大き力になるものはありません。

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 どんなに経済的に補佐をしてくれてようとどんなにほめたたえて

助けてくれようとも、誰もわかってくれる人がいないというほど

辛く孤独なものはありません。

 普化和尚は、臨済禅師の心境というものを誰よりもわかっていて、

また、黄檗(臨済禅師の師匠)の禅というものを誰よりもわかっている。

これが、普化和尚の(補佐・助ける)働きでありましょう。

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 横田南嶺老師が雨安居講了の最後にお唱えになった偈(宗旨を詠った漢詩)。

「九旬」とは、90日間、雨安居(4月20日~7月31日)の期間のこと。

「虚鐸」とは、普化和尚がリンリンと鳴らしていた鈴の音。

無始劫来、今日まで鳴り響いて止まない鈴の音を聞きとるものは、はたしているか?

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