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臨済宗大本山 円覚寺

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2013.10.16

観音様のこころ

10月17日(木)その1
 横田南嶺管長が先日の舍利講式で法話されたことをまとめてみました。
blog-DSC02692.jpg
 
「衆生を慈念すること猶(なお)赤子(しゃくし)の如(ごと)し」という
言葉があります。人々をいくつしみ、思いやることは赤ん坊を思うようにという
ことです。
 お釈迦様というのは、この世界をみんな自分の子どものように思っている。
生きとし生けるものはみな自分のかわいい子どもであると。自分のこどもを
いくつしむようにあらゆるいのちをいくつしんだのが、お釈迦様の心であります。
 お経というのはたくさんありますが、みんな私たちの心がどういうものかを
説いています。私たちの心とは、実は、お釈迦様や観音様の心と寸分も
変わらないのです。みんな誰もが観音様の心を持っていると気づくのが
仏の教えです。
 相田みつをさんが詩で観音様の心をわかりやすく表現しているので
一部を引用させていただきます。
『観音さまの心を』                   
赤ん坊の泣き声を聞いただけで 母親には赤ん坊の気持がわかる
そのときの母親は 子供にとっては観音さまだから
母親は子供の気持になりきるから 子供の訴えがよくわかる
母親は子供の声を ただ耳で聞いているのではない
子供の声を 全身で観ているのだ
母親は子供の声を観るから 子供の観音さまだ
子供の気持がよくわかり 観音さまだった母親が
子供が大きくなるにつれて 子供の気持がわからなくなる
観音さまでは なくなってしまうからだ
なぜ・・・・・・?
他人の子との比べっこ
そんとく、勝ち負け、競争心
教育投資なんていう そろばん勘定が
母親の心を汚染してしまうからだ
世のお母さん方よ
そんとく離れた観音さまの心を 再び取り戻して欲しい
人間の作ったいまの価値観を 根底から
変えることのできるのは いままで観音さまだったお母さん
あなた自身です・・・続く
 こういう詩を読むと観音様の心というものがどういうものか本当に
よくわかる。私たちは、そういう観音様の心を持っているはずなのに
自分の都合やいろいろなことに遭遇してそれを見失いがちです。
 私たちが本来持って生まれてきた心というものは、人のことを
自分のわが子に対するようにいくつしみ、思いやる心、つまり、
観音様の心なのです。お釈迦様とも同じ心をいただいて生きている
のです。
(後記)
横田南嶺管長の法話(平成25年10月13日・日曜説教会)をyoutubeで
拝聴することができます。以下をクリックしてください。
(後半部分の法話となっています。)
http://www.youtube.com/watch?v=A3U0ImyVVZY

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