絶妙なバランスの上に
6月14日(金)
今日は朝から雨ですね。葉っぱの上にも、本当に絶妙なバランスの上に水滴ができて、
しばらくすると、流れて落ちていくのを繰り返しています。
私たちのいのちもこの水滴のように絶妙なバランスの上にいただいているのかなと
ふと思ってしまいました。
アジサイも雨をいただいて活き活きとしています。
こちらは、僧堂の雲水さんが円覚寺境内で収穫した梅を漬ける作業
をしている様子です。梅の黄色がきれいですね。
6月18日は観音懺法(せんぽう)という儀式が山門の上で行われます。
それに向けてに和尚さんや雲水さんなどが掃除をしていました。
山門上から仏殿を望む。
何だか矢沢永吉さんを彷彿させるようなポーズをとる、躍動的な
十二神将像。もちろん、ディスコではなくて、山門上に
安置されています。
こちらも十二神将像の一つです。十二神将に共通しているのは
やはり、おなかの下、下腹部の丹田がゴムまりがあるようにぷっくりと
充実していることです。丹田に重心を置いて作られているなと
つくづく感じます。
坐禅をするときも丹田を意識して、それを充実させるように
坐ります。こういったお像を拝見すると丹田が重要なことをヴィジュアル的
によく表しているなあと関心させられます。
(後記)
明日の土曜坐禅会2部では、管長様に提唱をしていただく予定と
なっております。「無門関」が前回で終了しましたので、今回から新たに
「臨済録」を提唱していただく予定です。