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臨済宗大本山 円覚寺

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2012.06.28

大用国師毎歳忌

6月28日(木)
blog-P6280783.jpg
 今日は、僧堂に於いて行われた大用(だいゆう)国師毎歳忌
に出席して参りました。
blog-P6280778.jpg
大用国師の頂相です。
 大用国師は、江戸時代後期、その当時退廃していた円覚寺を
立て直し、僧堂(専門修行道場)を再建された「中興の祖」というべき
お方です。
blog-P6280781.jpg
大用国師が浄写された掛け軸です。
blog-P6280782.jpg
現在の円覚寺は、立派な伽藍がそびえ、管長様のような
方がご指導をくださり隆盛でありますが、長い歴史の中で
はやはり何度も「存亡の危機」を乗り越えてきています。
 
 火事による全山焼失や明治時代の廃仏毀釈など「法難」と
呼ばれる危機が起こる度に、今北洪川老師のような方が出て
周りの和尚様方と一致協力して危機を克服してきました。
 そんな「危機」の中でも、江戸時代後期の円覚寺は、当の
お坊さんが寺で博打などするほど、堕落してしまって、
「外」からではなく「内」からの危機状態のありました。
 そんな中、師匠の月船禅師から円覚寺再建を命じられた
のが大用国師・誠拙周樗禅師でありました。誠拙禅師は、
命じられた通り、円覚寺に行きますが、そのあまりのひどさに
挫折し、師匠のもとに帰ってしまいます。
 帰ってきた弟子に師匠である月船禅師は「お前を見損なった」
と言いました。そこには、「お前にはどんなひどい状況の円覚寺
でも再建できる力があるとわしが認めたから、それを命じたのに
おめおめと帰って来おって!自分で自分を見限るな!
」という思いがあったんだと思います。
 それをきいた誠拙禅師は、発憤し円覚寺に戻り、博打打ちを
するお坊さんたちにお茶だしをすることから始めて、徐々に
周りを感化していき、見事に円覚寺の再建を成し遂げます。
 ちなみに今でも燦然とそびえる山門は誠拙禅師の時に
再建したものであります。
 こういう方のご苦労があって、今の円覚寺があると思うと
身の引き締まる思いがします。

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〒247-0062 鎌倉市山ノ内409  
TEL:0467-22-0478

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