2017年6月20日

コーネル大学生との禅問答① 「一日一語144」

 先週、6月15~17日の2泊3日で、アメリカのコーネル大学生20名が

円覚寺・居士林に寝泊まりしながら、禅の修行生活を体験しました。

その際に、16日の午前7時半から8時半まで1時間余り、

横田南嶺管長をお招きし、学生との質疑応答の時間が設けられました。

歴史に残る語録に載っているようなやり取りを彷彿とさせるものでしたので、

そのいくつかの「禅問答」を紹介します。

学生①:この時世にいろいろな国同士の政治的な争いがありますが、

   その中で禅というものが貢献できるとしたら、どういうものがありますか?

老師: あなたに訊きますが、今、この場所に争いは起きていますか?

学生:(しばらく沈黙があって)ありません。

老師:それが答えです。(しばらく間があって)今、ここには、殺し合いは

   ありません。鳥が鳴いている。朝日が差している。みんなでお茶を飲んでいる。

   これで、すべて。(一瞬、間があって)終わり!(一同笑い)

学生②: 老師がお好きな詩はございますか?ご紹介いただけますでしょうか。

老師:(窓の外から鳥の声が聞こえている)鳥の声が詩だと思っているのだけどね。

   たくさんの良い詩というのは、勉強して覚えている。しかし、今、こうして

   鳥の声を聞いていると、これに勝る詩は出てこない。

  (しばらく間を置いて)(この)詩を聞いてください。

学生③: 老師に私たちにアドバイスをしていただきたいのですが、ここ(お寺)にいると

   すごく心が落ち着いて平和で幸せな感じがしてくるのですが、では、お寺を出た後

   日常生活に戻った時にどうやってここ(お寺)の落ち着いている心、幸せな心を

   維持することが可能ですか?

老師:ここ(お寺)で暮らしてる時の心を持って帰ろうと思っても、それは無理なことです。

  問題なのは、ここの暮らしが静かで良くて、日常の暮らしがうるさくて嫌だという

  分け隔てて、好き嫌いをする心が問題をおこしています。

   私自身も年がら年中、ここ(お寺)にいる訳では、ありません。電車にも乗ります。

  電車に乗ったら、電車を楽しむしかしょうがない。

  (しばらく間を置いて)その場所にいながら、過ぎたことを思い出すのは無駄であります。

 その比較をする、あっちは静かでこっちはうるさいをと比べる心がなくなれば、

 どこでも幸せであります。

2017年6月15日

6月17、18日 どなたでも参加できる円覚寺の坐禅会



 さて、今週末(6月17、18日)の円覚寺でどなたでもご自由に参加ができる行事の紹介です。

6月17日(土)は、

●13:10~14:20 土曜坐禅会 初心者の部 場所:居士林

 初心者を対象とした坐禅会です。初めに、呼吸や体に意識を向けるなど

準備体操にあたる瞑想をして、心を落ち着けます。それから、体の動きを止めて

静かに15分間の坐禅をします。最後に5分で質疑応答という流れとなっています。

●14:40~15:40 土曜坐禅会 経験者の部 場所:居士林

20分の坐禅を2回と最後に15分、般若心経、延命十句観音経などのお経を読みます。

(経験者の部では、足の組み方などの説明は、ございません。初めて坐禅をされる方は

なるべく、初心者の部に参加して初歩的なことを体験してくださいますように。)

<土曜坐禅会が行われる居士林堂内>

 6月18日(日)

●8:05~9:50 日曜坐禅会 場所 信徒会館2階

8:05~8:20 坐禅

8:30~9:30 横田南嶺老師による「盤珪禅師語録」という禅の語録の提唱

9:30~9:50 坐禅

という内容です。初心者の方には、8:10~20の間で、足の組み方などを説明しますので、

 必ず、時間までにお越しください。

2017年6月14日

管長 致知後継者塾にて講話


 昨日、円覚寺・信徒会館にて致知後継者塾が行われ、

横田南嶺管長が講師として、全国各地から集まったこれからの世代を担う

経営者の若者に、坂村真民さんや相田みつをさんの詩を引用しながら、

お話をされました。


 横田南嶺管長は、パワーポイントを使い、映像を交えながら、わかりやすく

禅の教え説かれました。

 1時間半の講義の後は、在家道場である居士林に移動して、

横田南嶺管長、ご自身で、足の組み方や呼吸の仕方などの坐禅の指導をされました。

2017年6月14日

円覚寺境内のアジサイ情報開花②


<山門を背景に>

 円覚寺境内のアジサイも全体的に5割程度でしょうか、だいぶ開花してきました。

週末には、見頃の時期となるでしょう。皆様、ぜひ、お参りくださいますように。 


<荘国塔>


<法堂跡脇参道>



<勅使門前階段脇>

2017年6月11日

管長 日曜説教会映像

今日、円覚寺・大方丈にて行われた横田南嶺管長による日曜説教会の映像です。

横田南嶺管長が先日、PHP出版の方の取材を受けた時のエピソードをお話されています。

イライラした時の心の対処の仕方などを具体的にわかりやすく諭されています。

 皆様、ご覧くださいますように。

2017年6月9日

円覚寺境内のアジサイ情報開花①


<勅使門前階段脇>

 円覚寺境内のアジサイもぽつぽつと開き始めました。


<法堂跡参道脇>


<仏日庵前参道>

<仏日庵前参道>

<舞子アジサイ・黄梅院>

 皆様、ぜひ、ご来山くださいますように。

2017年6月7日

7月26日 夜の初心者向け坐禅体験会 参加者募集中


居士林(円覚寺の在家修行道場)山門
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居士林堂内

 最近、世間では、仏教瞑想に対する注目の高まりか、居士林で毎週土曜日に開催

されている土曜坐禅会・初心者の部(13:20~14:20)には、大勢の

方々が参加をしている現状があります。

 そこで、居士林では、夜間の初心者向けの坐禅会を設けました。

 この坐禅体験会は、2時間というゆったりとしたプログラムで、呼吸への意識の向け方、

経行(歩行禅)、足を組んで坐禅をし、最後に参加者の方に自己紹介と質問、

また、その方の現状などを話していただくなどの懇談会といった内容となっています。

(また、椅子での参加も可能です。)

日時: 7月26日(水) 19:00~21:00

    月に一度以上の割合で開催する予定です。

    今後のスケジュールについては、当「居士林だより」にてお知らせします。

場所: 居士林

定員: 12名

申込み:engakuji.kojirin@gmail.com  宛てに 件名「◯月◯日の夜の初心者向け坐禅会希望」にて

    ①氏名 ②住所 ③電話番号 ④年齢 ⑤職業 ⑥坐禅歴 ⑦参加動機 を記入して

    お送りください。

参加費: 大人 1000円 学生・子供 500円

  * 夜間開催ですので、会社帰りのサラリーマンや学生・子供の習い事としても参加できます。

  * 定員に制限がありますので、応募人数を超えた場合は、諸条件を考慮して、キャンセル

   させていただく場合もございます。ご了承ください。

  * 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2017年6月7日

6月10、11日 どなたでも参加できる円覚寺の坐禅会



さて、今週末(6月10、11日)の円覚寺でどなたでもご自由に参加ができる行事の紹介です。

6月10日(土)は、

●13:10~14:20 土曜坐禅会 初心者の部 場所:居士林

 初心者を対象とした坐禅会です。初めに、呼吸や体に意識を向けるなど

準備体操にあたる瞑想をして、心を落ち着けます。それから、体の動きを止めて

静かに15分間くらいの坐禅をします。最後に5分で質疑応答という流れとなっています。

●14:40~15:40 土曜坐禅会 経験者の部 場所:居士林

20分の坐禅を2回と最後に15分、般若心経、延命十句観音経などのお経を読みます。

(経験者の部では、足の組み方などの説明は、ございません。初めて坐禅をされる方は

なるべく、初心者の部に参加して初歩的なことを体験してくださいますように。)

<土曜坐禅会が行われる居士林堂内>

 なお、東京近郊の方には、円覚寺派白山道場・龍雲院の坐禅会がお勧めです。

円覚寺派管長 横田南嶺老師が出向されて坐禅、提唱をしてくださいます。

6月10日(土) 8:30~11:30 坐禅の集い(碧巌録提唱) 於 龍雲院(文京区白山5-5-5)

 「坐禅の集い」は、横田管長が兼務住職をされている文京区・白山にある龍雲院で毎月行われている

坐禅会です。お問い合わせは、TEL 03-3812-5946まで。

6月11日(日)は、 

●9:00~11:00 日曜説教坐禅会(横田南嶺老師による法話と坐禅) 場所 大方丈

毎回500人近い、老若男女が集うお説教と坐禅会です。初めての方も多く参加されています。

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ー日曜説教坐禅会が行われる大方丈ー

 皆様のご来山を心よりお待ちしております。

2017年6月4日

「様々ものを全部受け止めて、私たちを黙って静かに見つめてくださっている」一日一語143


 今日は、夏期講座最終日でした。2講目講師・村上信夫さん(元NHKアナウンサー)と

3講目講師・大村智さん(ノーベル賞受賞者)と横田南嶺管長との写真です。


 昨日、横田南嶺管長は、初めてパワーポイントを使用して提唱をしました。

 夏期講座最終日1講目で横田南嶺老師が提唱されたことをまとめてみました。

 今日の問題で一番大事なところは、お釈迦様の大慈大悲の心であります。

言葉にならないもの、言葉で表すことのできない私たちの苦しみや悲しみ、

様々ものを全部受け止めて、私たちを黙って静かに見つめてくださっている

仏様、大慈大悲の心。

 私たちは、その大いなるものに見守られているのだ、仏様はいつも私たちを

見つめて下さっているのだ、無言のうちに見守って下さっているのだということに

気がつくことができれば、心の底からふっとあたたかいもの、私たちの内にも

大慈大悲、思いやりの心が湧いてくるのではないかとこう信じているので

あります。


 第82回夏期講座は、無事に全過程を終了致しました。

 大勢の皆様にご参加いただき誠に有り難うございました。

2017年6月2日

「この騒いでいる心の本質は、仏(ほとけ)である」一日一語142


 円覚寺では、昨日から第82回夏期講座が始まりました。

昨日、3講目の講師・谷川俊太郎さんと横田南嶺管長の写真です。

 今日は、夏期講座2日目でした。写真は、2講目の講師である西澤真美子さんと

坂村真民記念館館長・西澤孝一さん、3講目の講師である神渡良平さんと

横田南嶺管長とのものです。


 夏期講座1講目で横田南嶺老師が提唱されたことをまとめてみました。

 仏(ほとけ)は心である、心にある。それでいながら、「仏はどこだ?」と

外に向かって探し回っているのは、愚かであります。

 そこでお互い腰骨を立てしっかりと呼吸を調える。あちらこちら騒ぎまわる心を

静かにおさめる。昨日、波と水のたとえを言いましたが、

悩んだり苦しんだり叫んだり泣いたりといつも騒ぎまわっているのは波のようなもの。

しかし、その波立つ水の本質は、水である。この騒いでいる心の本質は、仏(ほとけ)である。

 先ほどのベトナムのお坊さんの言葉ですが、

 {ブッタはあなたの中にいる。

 ブッタが呼吸をしている。

 ブッタが歩いている。

 私は呼吸を楽しむ。

 私は歩いていることを楽しむ。}

 こういう世界を説いているのでありますが、なかなか、いっぺんにわかる

というのは難しいかと思います。でも、少なくとも、このこころを持って

生まれている、お互いにこころがあるということ、このこころの尊いこと、

素晴らしいこと、これだけは、はっきりとつかんでおきたい、忘れないで

おきたいところであります。

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