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臨済宗大本山 円覚寺

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2020.12.06
今日の言葉

鈴木秀子先生

聖心会の鈴木秀子先生とは、実に懇意にさせていただいています。

私の心から尊敬申し上げる方であります。

円覚寺の夏期講座にもご講演いただいたこともあり、季刊誌『円覚』の正月号には、先生の講演録が載っています。

本日、鈴木秀子先生から小包が届きました。

何かなと思って開けると、お手紙と新著『人はいつか死ぬのだから』というPHPから出された本が入っていました。

実に有り難いお心遣いに、感謝するばかりであります。

鈴木先生の本は、どの本も座右に置いて読むと心が安らぎます。

いただいた本を開いてみると、素晴らしい言葉がありました。

ご紹介します。

「晩年を人間らしく、豊かに生きるとは、何か立派なこと、大きなことを成し遂げることではありません。

むしろ、当たり前のこと、小さなことに目を向けて、それらに感謝してこそ、豊かな心で日々を送ることができるのです。

「今日も一日、無事に生きられた」「今日もご飯を食べることができた」「今日も自分の足で歩けた」

「今日も家族と話ができた」……と、一日を振り返って、当たり前のことに感謝して眠りにつく。

これが人間らしく生きる秘訣です。」

というのです

その通りだなと思います。

更に「人間は、なぜ生まれてきたのでしょうか」と質問を投げかけられます。

その答えは、

「それは、成長し続けるためです」というのです。

鈴木先生は、

「病気になっても、年老いて物事がはっきりわからなくなっても、たとえからだが動かなくなっても、にっこり微笑んで「ありがとう」と言うことはできます。

どんな状態にあっても、その中で人間として死ぬまで成長することができます。

与えられた環境の中で、小さいことにも愛と感謝を持ち続け、自分なりの実践を続けていく。

– その積み重ねが、晩年を人間らしく豊かなものにするのです」

と説いてくださっています。

小さなことに目を向けて感謝すること、簡単のようで疎かにしてしまいがちです。

改めて感謝するように意識しなければと思い直しました。

曹洞宗の尼僧である青山俊董老師と、聖心会シスターの鈴木秀子先生と、お二人のお年は近くて一つ違いなのです。

はからずも、そんな人生の大先輩であるお二人から、同じ時期にご著書を送っていただいて、感激しています。
 

横田南嶺

鈴木秀子先生

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