管長 九州巡礼
円覚寺派管長 横田南嶺老師は、12月13~14日に九州を巡礼されました。
横田南嶺老師から、今回の巡礼への思いを綴ったコメントをいただいています。以下。
「 今回の九州行きは大分の万寿寺を訪ねることでした。
万寿寺の老師にお目にかかりお亡くなりになった万寿寺の先代の老師の
お参りをしたいためでした。
しかしながら、万寿寺の老師からせっかく来るのなら
是非話をして欲しいと頼まれ期せずして、大きな法話会となりました。
そのあと臼杵に泊まって、朝のうちに磨崖仏を拝み
そのあと、宮崎県の高千穂神社をおまいりして
さらに熊本の幣立神宮に参拝してきました。
長年、真民先生が「大宇宙大和楽」の啓示を受けた
この二つの神社をおまいりしたいと念願しながら
ようやく今年の暮れにその願いを果たせました。」
創建は1900年前にさかのぼるという高千穂神社。
天孫降臨の地である高千穂の八十八社の総鎮守である。
緑深い境内。
清浄なる気に満ちあふれている。
参拝して荘厳な気に浸っているとたまたま宮司様が通りがかり、
「どちらからお越しですか」と親しくお声をかけて下さり、
「鎌倉からです」と申しあげると「鎌倉のどちらですか」と
問われましたので「円覚寺です。」と答えて、しばし立ち話をして
お互いに名刺交換し、ご著書もいただいてきました。
清浄な神社にふさわし高潔なご人格の宮司さまでした。
幣立神宮は日本で一番古い神社と伝えられ、さらに万物の親神である
「大宇宙大和神(おおとのちおおかみ)」という神様が唯一、
祀られています。
真民先生が「大宇宙大和楽」の啓示を受けられた地だけあって、
気に満ちている。
真民先生の碑も境内に建てられている。
宇宙大和神の碑。
以下、坂村真民先生の言葉です。「わたくしが「大宇宙大和楽」の真言をいただいたのは、
今から十年も前、八十一歳のときでした。
宮崎県の高千穂神社に参拝し、夜神楽を観ているとき、大和楽の啓示をい
ただき、その翌々日、熊本県阿蘇の高天原にある、日の宮幣立神宮にお参り
したとき、宇宙大和神(おおとのちおおかみ)という、
日本民族の神が在しますことを知りました。その二つのお宮から、
大宇宙大和楽という、日本国と日本民族が、宇宙の中で、
何を為すべきかの使命を知らされたのでした。」