今日12月8日は、お釈迦様が、現在のインド・ブッタガヤの菩提樹の下で
お悟りを開かれた日です。
円覚寺では、10時から仏殿に於いて、成道会(お悟りを開かれたことを記念する法要)が
管長・横田南嶺老師や和尚、雲水が参列して、厳かに行われました。
管長による成道会の偈(宗旨をうたった漢詩)。
管長猊下は、臘八の勢いそのままに、この偈を大音量でお唱えになりました。
意訳
お釈迦様は、頭に鳥が巣を作り、眉間に蜘蛛が巣を張っても
心を集中していた。垢にまみれ、髪の毛も乱れて苦行を修めていた。
意識も尽きて何も求めるものが無くなってしまい、
ふと仰ぎ見れば、暁の天に星が一つ明るく輝いていた。