僧堂 餅つき
先日、12月27日の午後6時頃から、円覚寺専門修行道場(僧堂)の典座(台所)で、
毎年恒例の餅つきが行われ、横田南嶺老師をはじめ、24名の雲水(修行僧)、そして
近隣の和尚様やそのご家族が集まりました。
まずは、かまどでもち米を蒸します。
四人一組で「いち、に、さん、し」の掛け声の中、蒸しあがったもち米を
軽くついていきます。
次につき手とかえし手の二人一組になり、本格的に強くついていきます。
かえし手は、もちがまんべんなくつけるように、また、杵にくっつかないように
つき手がもちをつく間にもちをひっくりかしたり、水をつけたりします。
写真では、横田南嶺老師がそのかえし手をされています。
「よいしょ!よいしょ!よいしょ!・・・」掛け声の中、ひたすら、ついていきます。
つきあがったもちは、お正月飾りの鏡餅や食用ののしもちに形がととのえられます。
その場でも、つきあがったばかりのできたての餅を
磯辺(醤油をつけてのりを巻いたもの)やあんこ、きな粉につけて
いただきます。