昨日は、禅宗の祖達磨大師のご命日で、円覚寺では、仏殿に於きまして
横田南嶺管長をはじめ、和尚と雲水、そして大勢の一般参加者が参列される中、
法要が盛大に営まれました。
管長猊下による達磨忌の偈です。
<訓読> 西来、悉く破す、六宗の邪
唐土、方(はじめ)て開く、第一華
渾身を脱得して、去って跡なし
鹿山、旧きに依って夕陽斜めなり
<意訳> 達磨大師は、印度からやってきて、当時の中国にあった誤った教えを
悉(ことごと)く論破をされ、唐国に禅の教えの第一を花開かせた。最期には
全身を脱却してあとかたもなく去ってゆかれたが、この瑞鹿山(円覚寺)は
昔のままに夕陽が照っている。
法要後に管長猊下による挨拶がありました。
最後に、一般参加者には、ご焼香をしていただきました。