掛塔予定者研修会
今日は、居士林に於きまして、掛塔予定者研修会が開催されました。
円覚寺専門修行(僧堂)に掛塔(入門)を希望する人を対象とした
研修会で入門するにあたっての様々な作法・しきたりを学んでいく会です。
今年は、4名の方が参加をされました。
まず、横田南嶺老師から挨拶があり、参加者は、配布された「PHP松下幸之助塾」3~4月号の
対談記事(横田南嶺老師と鍵山秀三郎先生の特別対談「人は出逢いで成長する」)を読んで
一人ずつ感想を述べていきました。
横田南嶺老師は、相田みつをさんの詩「つまづいたおかげで」や
坂村真民さんの詩「なやめるS子に」を引用しながら、参加者に修行僧としての
心得を語りました。
円覚寺専門修行道場の生活・行事を紹介したDVDを鑑賞。
現役雲水さんによる、入門にあたっての手続きや服装・持ち物などの説明。
食事作法を学びながら、昼食。
午後は、脚絆や草鞋の付け方などを講習。
居士林を出発して、庭詰(にわづめ)実演指導のため、僧堂に向かう。
参道を雁行(がんこう)。
僧堂大玄関にて、現役雲水さんによる庭詰め実演。
庭詰というのは、玄関先で、このような状態で入門が許されるまで待つことです。
だいたい、3日すると、今度は建物の中で待つことが許され、それが2日間
あり、晴れて入門を許されるというしきたりとなっています。
今度は、居士林に戻って来て、居士林の玄関で参加者が一人一人、
庭詰を実習していきました。