一日一語 52
<参道>
「悟りとは失って初めて気づく大事な事柄を、失う前に知ることである」と
喝破された方がいらっしゃる。お互いに、かけがえのないいのちをいただいて
多くの人たちとの出会いに恵まれて、毎日生かされている。
この事の貴さに気がつき感謝して生きる日々こそ、
まさに「日日是れ好日」である。
{月刊誌『致知』12月号 南嶺老師 連載「禅語に学ぶ」より}
(後記)
今朝より、8日鶏鳴まで、円覚寺僧堂(専門修行道場)では、1年で1番厳しい修行期間である
臘八(ろうはつ)大攝心となります。
円覚寺僧堂師家(指導僧)である横田南嶺老師をはじめとして僧堂在籍の雲水26名、
居士の方々などが禅堂に籠り坐禅修行に精進します。