舎利講式
<舎利講式>
今日は、一年に一度行われる、円覚寺伝わる舎利(お釈迦様のご遺骨)の御開帳である、
舎利講式の当日でした。
午前6時 祝聖(仏殿)⇒開山毎月忌(舎利殿)⇒舎利講式(大方丈)と進行しました。
舎利講式では、円覚寺に舎利がどのように伝わったのかを伝える文章などが
漢文調で節をつけながら朗読をされます。ちなみに、そこでは、
帝釈天⇒道宣律師(中国・唐時代の僧)⇒鎌倉幕府3代将軍源実朝公が請来し大慈寺に安置
⇒北条貞時公の時に円覚寺にまつると書かれています。
ところで、この舎利は、江戸時代には、江戸城まで舎利を持参して、出開帳し、
徳川幕府の歴代将軍が拝んだ程、尊い信仰の対象となり、今に至っています。
午前10時 横田南嶺管長法話
午前11時 百味供養 円覚寺派のお寺の檀信徒さんと北鎌倉幼稚園の園児によって
手から手へと渡されてきた百味(お花と果物や干菓子がのった器)を須弥壇上に
ある御舎利に献じていきます。
百味を献じる雲水
宗務総長より管長へ
午前10時40分 横田南嶺管長をはじめ、檀信徒とともの参加をされている円覚寺派の和尚、
山内の和尚が出席して大施餓鬼法要を厳修。
施餓鬼棚に水向けをする管長
おかげさまで、これで羅漢講式・舎利講式は無事に円成となりました。
ご参加いただいた皆様に深く感謝申し上げます。