円覚寺派管長 横田南嶺老師が先日の開山忌(円覚寺開山・仏光国師・無学祖元禅師のご命日)に
お唱えになった偈(漢詩)です。
意訳
仏光国師が北条時宗に与えた、莫煩悩の一語は千鈞の重さがある。
そのおかげで百万の元の軍隊はみな滅んでしまった。
戦いが終われば、敵も味方も平等で、ただお月様がこうこうと輝いている。
その月の光を仰ぎ見れば、光が透き通るように、仏光国師の教えも今に到っても
なおあついものがある。
(後記)
管長さんをはじめ雲水さん、和尚さんなどの台風の影響からの復旧活動・山内掃除も終わり
明日から円覚寺の拝観と暁天坐禅会は通常に戻ります。皆様のご来山をお待ちしております。