追悼・復興祈願祭
3月11日(火)
舞台は、鶴岡八幡宮の舞殿。鎌倉の神道、仏教、キリスト教の宗教者が
一堂に会し、東日本大震災 追悼・復興祈願祭が厳かに行われました。
雲一つない青空ではありましたが、まだまだ、肌寒い風が吹き渡り木々や草花を揺らし、
時折、ハトの鳴き声が響く境内。神道の祝詞は朗々と、仏教のお経は重厚に、キリスト教の賛美歌
は澄み渡り、各宗教がひとつになっていのりが捧げられました。
こちらは仏教代表として円覚寺派管長 横田南嶺老師が唱えられた偈(漢詩)です。
東日本大震災三年
追悼復興祈願祭
震災殃禍已三年
風樹動悲鎌府邊
恭獻神前香一辨
萬民和樂復興全
訓読
震災殃禍(おうか)、已(すで)に三年
風樹、悲しみに動(ゆら)ぐ、鎌府(れんぷ)の辺
恭しく神前に献ず、香一弁
万民和楽、復興全うせんことを
意訳
東日本大震災からすでに三年が過ぎました。
ここ鎌倉にあっても、吹く風、草や木に到るまで、悲しみに揺らいでいます。
今恭しく八幡様のご神前に一弁のお香を献じ人々がみな和らぎ楽しみ、そして被災地の復興が全うされることをお祈り致
します。
サンシュユ 於 総門下