映画 「遺体」
2月28日(木)
昨日、「遺体・・・明日への十日間」という映画を見に行って参りました。
管長様から、今の時期、ぜひ、見ておいたほうがいいと仰せつかったのが
きっかけでした。
この映画は東日本大震災を取材した石井光太さんのノンフィクション
「遺体 震災、津波の果てに」に衝撃と感銘を受けた君塚良一監督が
映像化したものです。
ボランティア、医師、市の職員、葬儀社社員、警察官、消防団員などが
釜石市の遺体安置所において、津波でなくなった人や残された家族のために
必死に働いた十日間が描かれています。
西田敏行が演じる主人公が、ご遺体に,その方が生きているのと同じように、
「辛かったね」「寒かったね」「もう少しで、家族が迎えに来るからね」・・・
と話しかけることで、遺族の心がだんだんと安らいでいく姿に、深い深い感銘を
受けずにはいられませんでした。
管長様は、もちろん、雲水さん達もこの映画を見に行きました。
こういう事実があったということ知って、そして、災害や被災地への関心を
もう一度改める為に、一人でも多くの方に見ていただきたい映画です。