山崎の宝積寺
12月20日(木)
今日は、午後から、管長様と県立博物館の方といっしょに
昌清院(円覚寺塔頭・如意庵さんの末寺)に十一面観音像を
拝見に参りました。この観音様は、鎌倉市山崎の天神山のふもとに
あった宝積寺(現在は廃寺)の本尊であったとのこと。
それが天神山の北野神社に移り、そして廃仏毀釈の頃、
昌清院と巡り巡って現在の場所に安置されたそうです。
ちなみに、宝積寺は、黄梅院の開山である夢窓疎石禅師が創建された
お寺ですので黄梅院の末寺という関係にありました。
昌清院の次に山崎地区を見下ろす天神山山頂に位置する
北野神社を訪ねました。こちらも夢窓疎石禅師が京都
北野神社を模して勧請したものと言われています。
明治時代の円覚寺管長・釈宗演老師が縁起などを書かれた碑が
境内にありました。