意訳 延命十句観音経
5月9日(水)
以前に管長様がこちらの「延命十句観音経」の印刷物を
お作りになりましたが、今回、この裏にさらに意訳がつきました。
管長様が平易に延命十句観音経の真髄を意訳して
下さっています。
「観音様
どうか人の世の苦しみをお救い下さい
人の苦しみをすくおうとなさる
そのこころこそ仏さまのみこころであり
私たちのよりどころです
この仏さまのこころが
私たちの持って生まれた本心であり
さまざまなご縁にめぐまれて
このこころに気がつくことができます
仏さまと 仏さまの教えと
教えをともに学ぶ仲間とによって
わたしたちはいつの世にあっても
変わることのない思いやりの心を知り
苦しみの多い中にあって 人の為に尽くす楽しみを知り
この慈悲のこころを持って生きることが本当の自分であり
汚れ多き世の中で 清らかな道であると知りました
朝に観音さまを念じ 夕べに観音さまを念じ
一念一念 何をするにつけても
この思いやりのこころから行い
一念一念 何をするにつけても
観音さまのこころから離れません」
まさに仏さまの教えの「結晶」「集大成」のような
意訳です。