中道を行く
3月7日(水)
管長様が本日の淡青会坐禅会で提唱されたことを
まとめてみました。
ただ何においても(それが良いことであろうが悪いことで
あろうが)それにとらわれ、かたよってしまっては
本質から遠ざかってしまうということであります。
さて、どうあればいいのかというと、仏教ではそれぞれ
いろんなことの中道を行けといいます。真ん中の道を
行く。しかし中道を行くと言ったって何が中道かそう
簡単にわかるものではない。
右を経験したり左にぶち当たったりしながら、ああ、
この辺が真ん中なのではないかなと、ようやく朧気ながら
わかるのであります。
右も左も逸れずにただ真ん中の道だけ行くのが中道
なのでは決してありません。
規則を守りながら、時には静かに坐禅しながら、
自分の心を見つめながら、また、時には道に背きながら
あちらこちらぶつかったりしながら、ようやく、まっすぐの
道、真ん中の道はこういうものであるかと進んでいくのが
中道であります。
(後記)
今日は、淡青会坐禅会が終わった後、美容専門学校の
生徒さんの坐禅会がありました。美容師さんのタマゴらしく
茶髪におしゃれな格好をしている生徒さんと先生総勢33名が
坐禅を経験しました。一人一人、あいさつもしっかりしてきて
くれて、坐禅も真剣に取り組み、質疑応答の時間も積極的で
感心してしましました。有り難うございました。